SUZUKI Jimny □JA−11V □TEAM仰天力仕様

H2年式、SUZUKIの誇る軽クロカン。実質このクラスで本物のオフローダーはこの車のみである。三菱が似たような車を出すには出したが、 ブランド名だけ借りた町乗り車であった。しかし皮肉なことに街での乗り心地はあちらの方が良かった(それも当たり前で、ジムニーのラダー フレームに対してモノコックボディである等、中身は乗用車なのだ)ため結果的にSUZUKIも引きずられる形で新ジムニーをコイルスプリングの サス設定にしてしまう。JA11ジムニーは板バネ仕様最後のジムニーであり、あえて言うならば、最後の真クロカンマシンといえる。
 そういったマシンなのにも拘わらず、Myジムニーはスタイル重視の太タイヤ仕様であった(笑) 本当にクロカンやってる車はタイヤの接地圧を求め ナロートレッドになる傾向にあるのだが、そのことからも自分がどんな乗り方をしていたかが伺い知れる。もっとも車両的にはミッション交換、ヘッド チューンブーストアップとそれなりに手の入ったものとなっていて、その辺のジムニーよりはよほど走る車ではあった。もちろんその分は騒音として反映され、図らずも他の車 との差別化をおこなうこととなったが。とくにブローオフバルブの音は強烈で、街で鳴ればどんなスポーツカーが来たのかと振り向かれること毎回。 その度に、この小さなJimnyを見て笑われた物だ(^^;
 いくつかの決定的な事件がなければ今でもこの車に乗っていただろうと思う。またいつか所有したい車である。
2003 Gyoutenriki